株式会社ピボット シニア・コンサルタント 豊崎 康弘
27卒シーズンは最終盤の票読みと辞退予防、さらに「入社後に向けた研修とオンボーディング」段階に入りました。
一方で28卒学生も動き出しています。
前年度の振り返りや年間戦略設計に力を注ぎたいところですが、インターン関連業務に時間を奪われる企業様も多いのではないでしょうか。
複数年度が並行して動く現在の採用環境では、上流設計と手元の実務、「走りながら考える」仕事が常態化しています。
その結果、手薄になりがちな重要領域として、今回は「社内ナレッジの弱体化」を取り上げます。
今号では「どの企業にも見られる問題状況」を中心に、次号は「弊社でご支援・伴走する際の一般例」をご紹介します。
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■不定期な異動と引継ぎ問題
会計年度末と業務ピークが重なる新卒採用部門では、担当者の異動・就任も不規則になることが珍しくありません。
業務がある程度落ち着く「夏~秋」であれば、整理された形で業務を受け渡すこともできます。
しかし多くの企業では、1月~6月のご異動、しかもチームリーダークラスの引継ぎが行われるようです。
前任者は「シーズンの成果」を見届けないまま、後任者にとっては「何がその結果を生んだのか」判らない状態で次年度が始まることになります。
■未経験者のチームリーダー就任
ご異動タイミングに加えて、これまでの業務経験も問題になります。
<ジョブ型人事>が喧伝されますが、こと新卒採用では「採用業務のエキスパート」がチームを率いることはほとんどありません。
「事業部・営業職」からのローテーションでご着任され、数年間ご担当されたのちに、元の部門に戻られることの方が一般的です。
「ご自身の就職活動」などの限られた経験を元に、「徒手空拳」「初年度は様子を見ながら」チーム運営される姿をよく拝見します。
■置いておかれる新人育成
採用に不慣れな方がリーダーを担う一方で「新人の初任配属」が多いのも採用部門の特徴です。
一年前には自分が就活していますので、選考日程や学生マインドの理解は十分です。彼らの肌感覚を頼りにする企業も多いかと思います。
チームにとって欠かせない戦力なのですが、それが故に「十分な指導・フィードバック」を受けずに実戦投入される弊害を目にします。
やる気のある新人が、「仕事のやり方はこれでいいのだろうか?」と密かな疑問を抱えていたり、多忙に押しつぶされて休職に追い込まれるケースに、私たちも心を痛めています。
■手を打つ余裕はチームにあるか?
如何でしょうか? 大なり小なり心当たりのある企業様も多いのではないでしょうか?
新卒採用部門が陥りがちなこの問題。難しいのは、改善ノウハウも、時間的余裕もない中で「走りながら」凌がざるを得ない市場環境・社内事情にあります。
次号では、外部伴走者として弊社が行ってきたご支援の事例、取り入れ可能なカイゼンのヒントなどをご紹介します。
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【28卒採用 ご助言ミーティングのご案内】
今回触れた社内ナレッジをはじめ、28卒採用全般のご助言・壁打ち・情報提供を行っています。
貴社のご状況、問題意識を伺った上で「全体トレンドとの整合性」「対競合との優劣判断」「実装にあたっての留意点」などをご提供。
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個別相談・ご助言担当:豊崎
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