<27卒採用の現況>
既報のとおり、27卒採用は早くも本格的な「選考フェーズ」を迎えつつあります。
夏から積極的に就活に動いた学生は、早期優遇枠の面接対応に加え、通常選考枠のエントリーシート作成に時間を取られはじめています。
この状況を踏まえると、就活生が冬以降のインターンやオープンカンパニー等に参加する主な理由は、以下3点と考えられます。
・第一志望(群)のメインインターンに参加(志望度高め)
・他社の早期選考に乗りつつ、比較のため/絞り切れていないため参加(志望度は様々)
・冬から就活を本格化したため、とにかく参加(夏からの早期枠に乗っていないスロースターター。志望度は様々)
<冬以降のインターン、オープンカンパニー等の概況>
■「選考直結型」を明記したインターン
・昨年から大幅な増加は見られず
昨年から継続の企業:三井物産、サントリーHD、キリンHD、電通、博報堂、リクルートなど
今年から新たに選考直結型を明記した企業:JR東日本(春季インターンシップ)
■「選考直結型」を明記したインターン
昨年から大幅な増加は見られず
・昨年から継続:三井物産、サントリーHD、キリンHD、電通、博報堂、リクルートなど
・今年新たに「選考直結型」を明記:JR東日本(春季インターンシップ)
【JR東日本】「選考直結型 春季インターンシップ」
ジョブ型コースは昨年の「戦略特化型コース」のコース名変更。データマーケティング・Suicaサービス・開発/不動産の専門人材を目指す優秀層に向けて、選考直結であることを明確にすることで訴求か。
■選考優遇のあるインターン
優遇の形式は「選考ステップの一部免除」「早めのフロー公開」など従来と変わらず
・選考ステップの免除:丸紅、三井不動産(高評価者のみ)、東京電力、リクルート(高評価者のみ) など
・早期選考を案内:電通(高評価者のみ) など
・選考フローを早めに案内:伊藤忠丸紅鉄鋼、日清食品 など
■プログラムの複線化/細分化が進む
「専門性の高い業務・職種」「重点事業/学生関心が高い事業」に特化するなど、プログラムの細分化が進む。開催日数や開催形式にもバラエティを持たせ「学生の参加しやすさ」に配慮する傾向
【三井物産】
従来どおり3days,・1day、対面・オンラインの複数の動線を用意することで多様な志望層に訴求。今年度は1dayインターンシップ(対面)を増枠
【日本郵船】
陸上事務系対象の「NYK Career school 陸上事務 運航編」は実質3時間で個人ワーク+座談会のプログラム。タイパ意識の強い今どきの学生に訴える内容に
■1day/複数日の併用が多くみられる
・事務系の採用数が少ないBtoB企業などでは1dayコースのみの実施も散見されるが、それ以外では1dayと複数日を両方開催している企業が多い
・複数日のインターンは、夏冬もしくは冬のみ開催が大勢
金融では、夏〜冬にかけて1dayを継続開催しつつ、夏と冬に複数日を開催するケースが目立つ
【野村総研】
5daysインターンの複数ターム開催に加え、時間が無い学生向けに「ITソリューション 1day-JOB」を新設、複数回開催。競合の外資等に対抗し、学生との接点を増やす試みか。
【本資料に関するお問合せ】STUDENTSʼREPORT編集部support@pivot-inc.co.jp|050-3649-7671
©株式会社ピボット「STUDENTSʼREPORT」は株式会社ピボットの著作物です。会員以外の閲覧および無断転送、複製、転載はご遠慮ください。
