従来、3月1日以降に公開されてきた「本選考情報（募集職種・コース、ES締切など）」ですが、今シーズンはすでに学生への周知が進んでいます。
また企業によっては3月以前のES募集開始／締切を設ける例も増えてきました。
今号では、採用サイトやマイページ等で公開された25卒向け本選考情報について、選考種類（募集コース・職種など）、エントリー締切日程やエントリー課題などをまとめました。
なお、企業により、公開内容は異なります。エントリー締切日程は未公開なケースもありますが、ご了承ください。
詳細データは上部よりダウンロードしてご利用ください（Excel形式）。
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【概要】
▼「総合職」選考が複数タームになる流れで、3月・6月選考が定番化へ。
「配属先確約コース」も引き続き増加
総合商社やデベロッパーなどで、6月選考に加え、3月頃のターム追加や、一部職種・領域を対象とした「配属先確約コース」の新設が目立ちます。
先行する三菱商事の「3月選考・6月選考」や、三井物産の特定分野への配属を確約したコースなどに対応した動きと思われます。
・三菱商事は、昨年と同じ3月選考／6月選考の建付け。ただし、3月選考のエントリー1次締切は去年より10日ほど早い3/5に。
・三井物産も従来からの、選考ステップにインターンを組み込んだ、初期配属先が一定確約されるコース設計を継続。既報のとおり、今年はインターンの開催を「第1クール（2月）／第2クール（5月）」に固めており、第1クールのES締切は一律1/4となっている。
・住友商事は、従来の選考を「OPEN選考」とし、あらたに初期配属先を確約する「WILL選考」を追加。「OPEN選考」は3月・6月に、「WILL選考」は3月のみ実施。「WILL選考」のみES提出が必要。
・丸紅は従来どおり「オープン選考」と、配属を先決めする「CareerVision選考」の2コース設計。ただし、「オープン選考」の時期を3月・6月・8月の3タームとし、3月を中心に選考すると案内。
・三井不動産は、総合職のみ今年から4月選考を追加。エントリー1次・2次締切での応募者は4月選考へ、3次締切での応募者は6月選考へと棲み分けを実施。1次締切は2/12。
1次締切に応募、かつ書類選考の通過者には早期応募特典イベントとして対面開催の「トークセッション」を案内。
▼初期配属先確約コースは、インターン経由の建付けが増える
配属先を確約するコースでは、選考ステップにインターンを組み込む三井物産のような形の建付けの増加が見られます。実務を体験したり、社内の雰囲気も感じることができる職場受け入れ型のインターンは、仕事理解やマッチングを見極めるには効果的で、選考ステップへの組み込みは有効と思われます。
・三井物産のインターンコースはいずれも、書類選考→1次面接→2次面接→インターン参加→最終面接という設計。すべてのコースで初期配属先が予定される対象セグメント・部門を明示。
・サントリーグループは、今年からビジネス部門・財形部門・生産研究部門の選考は「オープン選考」と「インターンシップ選考」の2種類に。インターン参加後に最終選考を受ける設計になっている。いずれの部門でも、インターンシップ選考がオープン選考に先立って実施される。
▼主要企業でエントリー締切日程の前倒しが散見。3月中の選考実施が増え、その競合企業も引きずられる形で2月中の締切が増加か
・日本政策投資銀行の総合職・1次締切は2/20と、初めて3月より前に。
・三菱ケミカルの事務系・1次締切は2/13と、去年より1か月前倒し。
・JTの総合職・3月選考の1次締切は1/21と去年の2月初旬からさらに前倒し（6月選考の締切は昨年並み）
・商船三井の陸上総合職（事務系）の1次締切は2/14と、昨年より2週間ほど前倒し。
【掲載企業一覧】
三菱商事
三井物産
住友商事
丸紅
日本政策投資銀行
AGC
三菱ケミカル
日鉄エンジニアリング
千代田化工建設
NEC
サントリーグループ
JT
キリンホールディングス
電通
博報堂／博報堂DYメディアパートナーズ
三井不動産
商船三井
野村総研
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