【24卒】インターン選考時のトラブル詳細例と参加者の生声 3選


24卒インターン参加者からSR編集部に届いた「インターン選考時の思わぬトラブル」を取り上げます。

 

「エントリーして初めて分かったトラブル・使いにくさ」は学生の生声でしか把握できません。

冬インターン選考中のご担当者様も多いと思いますが、自社の思わぬイメージ低下や受験放棄の回避に、ぜひご活用ください。

 

なお、SR編集部では、24卒就活生によるインターンレビューを順次公開予定です。


 

▼事例1:動画選考での容量制限トラブル

 

「エントリー課題の動画選考で、アップする動画の『容量制限(〇MB以上、〇MB以下)』への対応に苦労した。スマホ、PC、ipadなどデバイスや録画するアプリを変えてみたものの、アップ上限を大幅に上回る、あるいは下限を下回ってしまい八方塞がりに。ネットで対処法を検索するなど試行錯誤の末、制限を満たすことができ無事提出できたが、本来なら1時間ほどで終わるところが2〜3時間かかったため途中で受験を断念することも考えた。志望度が低い企業だったらここまで粘らず、断念していたと思う」

 

プラットフォームの仕様である「容量制限」が受験放棄につながる恐れがあることを示しています。採用側では気づきにくい点であるため、インターン後のアンケートでエントリー課題提出時の課題について質問する項目を設けることなどをお勧めします。

 

 

▼事例2:AI面接でのデバイストラブル

 

「AI面接を受けたとき、推奨されていた『マイク付きイヤホンでの受験』をしたが、自身のマイクが音を拾わず、何度も同じ質問が繰り返された。結局、マイク付きイヤホンでの受験をやめたことでスムーズに回答できたため事なきを得たが、面接実施前に音声を拾うかどうかの確認ぐらい合っても良いのではと感じた。このトラブルに関して、AI面接専門の企業が提供しているサービスでのトラブルのため応募企業に非はないというのは承知だが、不十分なサービスを用いているという点で応募先のイメージが悪くなった」

 

徐々に利用企業が増えてきているAI面接選考に関するトラブルです。

自社に直接の非がなくとも、利用している業者サービスの不備・不便により自社イメージまで下がるに至ったケースになります。

 

AI面接では「何度も同じ質問を聞かれる」との不満が定番ですが、原因は質問設計ではなく、今回のようなデバイス面でのトラブルである可能性があります。実際、今回の学生は「AI面接の質問内容や流れの自然さについては、特に問題なかった」と評価しています。

 

 

▼事例3:エントリーシート記入時の「全角」指定によるトラブル

 

「ある企業のエントリーシートを記入していた時、全角指定の記入欄がなかなか記入できず20〜30分くらい格闘した。結局、「」が半角になっていたのが原因だったが、正直無駄な時間を過ごしたと思う。システムの仕様上、全角で記入しなければならないのなら分かるが、他の記入箇所では全半角だったため、わざわざ分ける必要はないのではと感じた」

 

記入設定に関する単純な事例と思えますが、授業や部活動が対面中心に戻るなか、慢性的な時間不足に悩む学生も多いことを考慮すると、「無駄な時間をとられた」感が思いのほか不便・不愉快につながることが推測されます。

 

こちらも事例1の動画選考同様、採用側では気づきにくいトラブルです。予め記入欄の注意書きに「よくあるエラー」を例示しておく、あるいはインターン後のアンケートでプログラム以外の細かい部分も評価できるようにしておく、など防止策を講じることが必要です。

 


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