· 

【コロナ対応】感染傾向の変化とリスクマネジメント


 

コロナウイルス第6波は、感染者数の拡大傾向が続いています。

 

弊社では、感染傾向を推しはかる上で、「7日間感染者数平均【の増減】」を重視しています。東京の場合「7日間平均(1月25日時点)」は「7日間平均(先週)」に対し約2.5倍増です。増加率そのものは減少傾向ですが、絶対数のピークアウトにはまだ少し時間がかかりそうです。

 

こうした状況を受け、採用施策見直しのご相談(コンシェルジェ)も増えています。

 

年明け以降の主なトピックは「対面型インターンの取り扱い」でした。今後は、3月以降のリクルーター活動や面接選考について、判断を求められることになりそうです。

 

コロナ禍の採用活動も2年近くにわたります。リスク・マネジメントの観点からは「過去の経験にもとづく対処(リスク対応)」は熟達が進んだ、と言えるでしょうか。一方、新たな状況が生じた場合の「リスク・アセスメント(特定→分析→評価)」には、企業間の差が大きい印象があります。

 

では「第6波で新たに重視すべき状況」とは何でしょうか? ここでは3つ挙げたいと思います。

 

【1】 感染により選考を受けられない学生への対応

【2】 学生から社員への感染

【3】 社員(の家族)感染による採用業務への影響

 

【1】は、大学入試における体調不良者の処遇と同じ問題です。

現在、各大学は試験期間中ですが、感染(濃厚接触)により「試験を受けられない」ケースも頻出しているようです。

 

【2】若年層の感染状況を踏まえると、現時点では「学生が感染しているリスク」の方が「社員が感染しているリスク」より高いはずです。

対面型就活では、さまざまな地域・大学から感染リスクが持ち込まれます。「社員への感染」予防がこれまで以上に重要です。特に、年度末に事業部社員が動くことになる「リクルーター面談」などは、昨年以上に慎重な運営が求められるでしょう。

 

【3】保育園や学校での感染が家庭に持ち込まれ「親が仕事に出られない」ケースも報道されています。すでに、採用チームやその周辺で感染(濃厚接触)による欠勤が出ている企業も多いのではないでしょうか。 「感染しない/させない」対策はもちろんですが、「採用業務を止めない」ための準備も早急に必要と思われます。

 

ここでは、各社様への助言において弊社が重視しているポイントを3つ挙げました。

コロナ禍が採用活動に及ぼすリスクは、今後も刻々と変わると思います。弊社では今後も、各社様の意思決定(リスク対応)に資するご助言・ご支援を行ってまいります。

 


【本資料に関するお問合せ】STUDENTSʼREPORT編集部support@pivot-inc.co.jp|050-3649-7671

©株式会社ピボット「STUDENTSʼREPORT」は株式会社ピボットの著作物です。会員以外の閲覧および無断転送、複製、転載はご遠慮ください。