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“感覚採用”からの脱却 ――「振り返り資料」を使えるデータに鍛え直すには


“感覚採用”からの脱却 ――「振り返り資料」を使えるデータに鍛え直すには

(株)ピボット シニア・コンサルタント 豊崎康弘

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■はじめに

弊社ではこの時期、個別相談として各社様の「採用活動振り返り」「年間方針とスケジュール」の作成お打ち合わせに同席します。

 

多くの企業様の「振り返りペーパー」「年間カレンダー」を拝見しますが、各社様ごとにフォーマットや取り上げる項目は驚くほど多様です。

ほとんどの企業で「前年度のフォーマット」を再利用する訳ですが、年とともにペーパーは読みにくく散漫になり、市場トレンドや採用手法の変化からはズレたものになっていきます。

 

せめて数年に一度、テンプレートを見直し「次年度以降の改訂」「後任者への引継ぎ」を容易にしておくべきでしょう。

同じタイミングで「現代的なマーケティング手法」「自社最適なKPI・分析指標」へのアップデートを推奨いたします。

 

《 「現行フォーマットの改善」「分析指標のヌケモレ」に関するご助言実施中 》

素案を(可能な範囲で)拝見させていただき、他企業事例も踏まえて改善ポイントを共有します。

個別相談・ご助言担当:豊崎

 

〇詳細についてのお問合せはこちら

support@pivot-inc.co.jp

〇ミーティングのお申込みはこちら

https://app.spirinc.com/t/FnSXE-cdZcg0CfAVSpny_/as/h_TM_TW64YFZpDhw-3_NU/confirm

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▼数値はある、打ち手は勘だのみ──可視化の構造に課題

振り返りのフォーマットは各社各様とは言え、「採用ステップごとの実数推移」「歩留まり率の比較」はどの企業も行っています。

しかし前年比数値が改善/悪化したとして、「どの施策が効いたのか」「自社固有の傾向なのか」「次年度は何をどう変えるべきか」・・・打ち手との関係は今一つはっきりせず、担当者の勘や経験則頼みだったりします。

最終的には「決めの問題」だとしても、もう少し何とかならないのでしょうか。社内検討の役に立つデータを取れないものでしょうか。

 

▼実数集計には<時系列の推移>を加える

前年比の数値比較には、どの企業も「採用ステップ」を用います。

つまり「プレエントリー」「インターンシップ応募」「ES提出」・・・「内定辞退」など。

一方「月別」「週別」などの推移グラフは、振り返り書類ではほとんど目にしません。

もちろん数値が大きく動くのは「何らかの施策実施月」ですから、集計はステップ別で行えば充分とも言えます。

しかし経験上、各施策を「いつ」投入するかの議論では、ステップ基準に加えて時系列の推移データを置くことで、時期のリアリティがぐっと鮮明になります。

 

▼時系列推移には<バックキャスト>の視点を

「バックキャスト=到達ゴールから逆算すること」です。

振り返り集計においては「内定者」「辞退者」・・・などの最終属性からスタートし、属性ごとに「プレエントリー」「ES提出」「内定受諾」などの数値をさかのぼって集計します。

毎年よくある事例ですが、「早期インターンの応募者は増えたが、内定者は結局<リクルーター面談>が入り口になっている」等。

打ち手の議論をこのデータから始めることで「早期インターンは縮小すべき」なのか、「フォローを強化すべき」なのか等、その後の議論が論理的になります。

 

▼見えない変数「心が離れたタイミング」

定義上、「登録者数」の集計では「いつ何が起きたか」の把握はできても「何が起きなかったか」の把握は難しく、盲点となりがちです。

特に重要なのは、「自社が志望対象から外れたタイミング」の可視化です。

正確な再現は難しいのですが、例えば「マイページの最終ログイン日」などが参考データとなり得ます。

例えば「ES提出数が大きく減った」として、「締め切り間近のログインがある」場合と、「夏から一度もログインしていない」場合では、対処の仕方が全く異なるはずです。

 

▼「外部視点」「世間相場」を踏まえた定期的な見直しを

経験上、「見落とされがちな視点」「改善しやすい集計ポイント」を挙げましたが、ヌケモレのあり方は各社各様です。

 

毎年定期的にお打ち合わせする企業様では、フォーマットへのご助言は不要となり、具体的な打ち手の議論を行います。

近年ご一緒できていない企業様では、総論的なご助言・コメントになりますが、「他社目線」「外部の知見」にもとづく情報提供を行っています。

 

シーズン立ち上げの情報収集先として、STUDENTS’REPORTをぜひご活用ください。

 

《 「現行フォーマットの改善」「分析指標のヌケモレ」に関するご助言実施中 》

素案を(可能な範囲で)拝見させていただき、他企業事例も踏まえて改善ポイントを共有します。

個別相談・ご助言担当:豊崎

 

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