近年、金融で相次いで新設されている<グローバル人材向けコース>の動向についてご紹介します。
--------------
【金融業界でのグローバル関連コースの募集傾向】
▼信託2行、三井住友海上などでグローバルコース新設
・三菱UFJ信託銀行と三井住友信託銀行は、いずれも「将来のグローバルビジネスのプロを展望」するコースを新設。海外赴任の確約は無く、勤務地区分はグローバル型/エリア型で選択可能
・三井住友海上は「Global Leaderコース」を新設。勤務地区分は転勤のあるグローバル型のみとなっており、初任配属先を「グローバル関連の本社各部、企画営業やグローバル損害サポートに特定」。海外勤務含むキャリアステップには言及していない
▼メガバンク2行は昨年より海外確約コースを設置
・三菱UFJ銀行と三井住友銀行は昨年、将来的な海外勤務を確約するコースを設置。いずれも入行後、早い段階での海外赴任を明記している
・三井住友銀行は、特に“海外の先進的な金融マーケット”でのグローバルビジネスに関われると案内。赴任時期は、「就労ビザを取得次第」のため、実質的には最速2年目での米英等への海外赴任も可能となっている。
※参考:三井住友銀行、米英勤務向けの採用枠 来春に数人入社(24/10/29日経新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB290O70Z21C24A0000000/
・2行とも、勤務地区分はグローバル型/エリア型から選択可能(三井住友銀行は現在検討中)
▼みずほFG、東京海上日動は従来からのグローバルコースを改訂
・みずほFG(みずほ銀行)は、メガバンクでは最も早くからグローバル関連コースを設置(旧Global Corporate Financeコース)。大企業や海外法人の経営戦略立案、高度なファイナンス手法の提案など、勤務地ではなく業務内容を絞ることでトップ学生層の知名度を獲得していた。現在は、コーポレートバンキングとインベストバンキングを統合した「コーポレートインベストメントバンキング(CIB)コース」が後継として存在
・東京海上日動は、26年4月の人事制度改定(※)を見据え、従来の「Corporate&Globalコース」を今年「EDGE」に刷新。「Global Intelligence」というキャリアトラックでは“世界トップクラスのグローバル企業経営のプロを目指す”と明記、初期配属の一例として海外拠点を挙げている
(※)エリア職廃止・総合職への一本化、本拠地制度導入・転居を伴う転勤制度変更など
▼生保では第一生命に加え住友生命がグローバルコースを新設
・第一生命では昨年より海外勤務を確約する「海外コース」を設置。従来からの「G型(海外への異動あり)」より踏み込んだコース設定を行っている
・住友生命も今年新たに「グローバルビジネスコース」を設置。入社1年目から海外事業に関わる部署に配属されるほか、5年目以降に海外部門への異動を目指すとしている
▼「ビジネス/ネイティブレベルの日本語力・英語力」に加え、海外在住経験を条件とするケースも
・各社のグローバルコースで求められる英語力水準の目安はTOEIC800~900点以上、TOEFL82~105以上
・三菱UFJ銀行では、ネイティブレベルの日本語力・英語力(TOEIC900点相当以上)もしくは連続4年以上の海外在住歴が応募条件。第一生命は「望ましい条件」としてTOEIC800点相当以上や、海外滞在経験(語学・短期含む留学、帰国子女、1ヶ月以上の渡航等)を挙げている
--------
*26卒本選考の全体傾向はこちら
*デジタル系コースの傾向はこちら
【本資料に関するお問合せ】STUDENTSʼREPORT編集部support@pivot-inc.co.jp|050-3649-7671
©株式会社ピボット「STUDENTSʼREPORT」は株式会社ピボットの著作物です。会員以外の閲覧および無断転送、複製、転載はご遠慮ください。