■はじめに
日系企業のインターンシップは、企業ブランディング、学生との接点形成、本選考への誘導といった複数の目的を担っています。
本レポートでは、三菱商事、三井物産、住友商事、伊藤忠商事の4社のインターンシップ設計を比較し、それぞれの特徴と選考プロセスとの連動性を整理します。
※本レポートの詳細、他業界事例の紹介、各社素案へのご助言を実施しています。以下からお問合せ/ご予約ください。
【STUDENTS’REPORT ご助言担当】豊崎康弘
toyosaki@pivot-inc.co.jp
https://app.spirinc.com/t/FnSXE-cdZcg0CfAVSpny_/as/h_TM_TW64YFZpDhw-3_NU/confirm
■対象事例
総合商社4社の26卒インターンシップ(計18プログラム)
・三菱商事(2プログラム)
・三井物産(11)
・住友商事(3)
・伊藤忠商事(2)
※オープンカンパニー等の短期プログラムを含みます
※学生向けの案内情報に基づきます。実績とのズレや記載漏れがあり得る点をご了承ください
■対象インターンシップ一覧データ (最上部からダウンロードいただけます)
・開催概要一覧
・開催日数/開催月別実績
■比較表(インターンシップと本選考の連動)
各社の開催状況を「本選考の設計」と併せ、比較してみます。
プログラム数では三井物産が突出して多いことが分かります。また新設された住友商事の長期インターンは、その特徴的な設計から注目されています。

<各社の特徴>
三菱商事:本選考とリンクしないシンプルな建付
・すべての選考日程が開示され、例外なく3月・6月制に従う
・プログラムはシンプルで最小限の展開
・企業理解・業界理解に重点を置いた運用
・本格的な就業体験を求める学生には物足りない可能性
三井物産:本選考と完全にリンク。戦略的な展開
・全プログラムを選考直結型として統一し、本選考プロセスと一体化
・本選考の時期(3月・6月)、配属確約(あり・なし)ごとにプログラムを細分化
・オンライン開催、海外大生向けなど参加ハードルの高い学生にも受け皿を用意
住友商事:特色ある内容のプログラムを分散して配置
・少数ながら異なる目的・時期のプログラムを展開
・「Hands-on Internship」を新規導入し、本格的な就業体験型を提供
・年内内定ルートとWill選考を活用し、他社にはない動線を設置
伊藤忠商事:伝統的な早期優遇ルートを継続
・冬季5日間プログラムを主軸とし、1日プログラムで母集団の底上げを図る
・インターンシップは早期優遇ルートの入口の役割。公式日程以前に本選考を進める
・3月/6月選考を明示する他社に比べ、建付の曖昧さは否めない
■まとめ
4大商社のインターンシップは「本選考フェーズとの接続」をどう考えるかによって各社各様の展開をみています。
接続先である「選考コース」も各社異なるため、同一業界でありながら複数の設計コンセプトがある点も特徴的です。
今後のインターンシップ設計では「プログラム内容での差別化」ではなく「本選考設計との一貫性」が採用の成否に直結します。
自社の課題に応じて「親和性の高い部分」「導入しやすい部分」を今後のご参考としてください。
「商社以外の業界での展開例」「自社に応用する際の留意点」など、個別のお問合せ・ご相談をお受けしています。
【STUDENTS’REPORT ご助言担当】豊崎康弘
toyosaki@pivot-inc.co.jp
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