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【26卒】秋冬インターン業界別速報/商社・金融(9/18時点)


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【STUDENTS REPORT】2024.09.18付録_26卒秋冬インターン一覧(商社・金融)
【STUDENTS REPORT】2024.09.18付録_26卒秋冬インターン
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今号から2回にわたり、10月以降開催予定の26卒向けインターン情報を公開します。

今週は商社・金融業界です。

 

【概況】

〈商社〉

・「就業体験」をうたうインターンの登場

 

〈金融〉

・職種をベースにしたコース別インターンが引き続き増加。デジタル系コースが顕著

・インターンと本選考の連動の可視化が進む。選考直結型/選考優遇の明記の増加

・複数インターン連結も健在

 

自社プログラムやスケジュールの点検等にぜひお役立てください。

 

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【業界・各社動向】

 

〈商社〉

▼「就業体験」をうたうインターンの登場

 

◇事例◇

〔住友商事〕

1dayワークショップと複数日程インターンの2施策を用意。

新設された「Sumisho Hands-on Internship」(11月)は、「希望する組織で2週間の対面での就業体験ができる」ことが目玉。後日アフターイベントも設定されている。選考課題はES、筆記試験、自己PR動画(任意)、面接2回。また、一部参加者には本選考を一部免除の上、別ルートでの選考も明記されている。

10~12月開催予定の1dayワークショップは、昨年度の「Sumisho Business College for Students」(オンライン)の後継施策と推測。オンライン形式・先着順から、今年は対面形式かつ選考課題として筆記試験・動画選考(任意)が課され、選考要素が強まっている。

 

インターン新設に伴い、昨年度の「Sumisho Autumn Internship ~Design Thinking Program~」の後継施策である「Sumisho Design Internship」は開催時期が11月から8~9月に前倒され、日数は3daysから4daysに変更になった。

 

◇解説◇

商社のインターンは体験ワークが定番でしたが、今年は住友商事が「就業体験」をキーワードとする2週間のインターンを導入しました。インターン参加者のうち本選考にも応募する学生には選考優遇・別ルートでの選考を明記しており、選考直結型インターンの要素が強いものとなっています。

三菱商事、三井物産、伊藤忠商事の秋冬以降のインターン情報はいずれも現時点では未公開となっており、どのようなプログラムになるか注目されます。

 

なお、三井物産は今年から夏季施策を新設。8~9月に「“志”ワークショップ」(1day、3ターム)を開催しています。タームごとに異なるテーマのもと、少人数座談会とグループワークを実施。選考フローは「志に関するES」+「自分史」→オンライン面接と、本選考と類似したものとなっています。

 

 

〈金融〉

▼職種をベースにしたコース別インターンが引き続き増加。デジタル系コースが顕著

 

◇事例◇

(デジタル系)

〔三菱UFJ銀行〕

デジタル系4コースを設定。新設された「データサイエンスワークショップ」は11~12月に2daysでの開催予定。ITスキル不問で、デジタル職に興味のある層を広くターゲットに。

継続施策の「システム・デジタルInternship」(2days、5days)は、昨年比で夏季が1ターム増、冬季が1ターム減。5daysコースは、昨年と同じく業務体験3days+企業研究2daysという構成。

 

〔三菱UFJ信託銀行〕

「システム・デジタル インターンシップ」を9~10月に5daysで開催。昨年度の「システム/デジタル 業務体感プログラム」(1day/ 11月・2月)の拡張版と推測。5daysインターンだがスキル不問、かつ選考課題はES・履修履歴登録のみ。ただし、マイページでの説明会への参加が必要とのこと。

 

〔三井住友海上〕

「スペシャリストインターンシップ IT・システム 体感コース」「スペシャリストインターンシップ データサイエンス 体感コース」をいずれも10~11月に5daysで開催。昨年度の「SPECIALIST WORKSHOP」(2days/ 10月)の各対応コースをベースに、職場受け入れ型の5daysインターンに仕立て直したと思われる。ただし、選考課題はES・適性検査・Web面接1回と昨年度から変わらず。

 

〔日本生命〕

継続施策の「5DAYS NISSAY Internship IT・デジタルコース」(8月~11月/IT・デジタルコースだけは6days)とは別に、「秋イベント」の一つとして「1Day IT・デジタルコース」(11月/1day)を新設。文系・未経験者歓迎で、IT・デジタル部門の役割説明および体験ワークを実施予定。

 

◇解説◇

業界問わず需要の高いデジタル系人材ですが、職種・コース別採用を強化する金融業界でもデジタル/システム系コースの拡充が引き続き目立ちます。

特に文系学生やプログラミング経験のない学生が参加しやすいよう、比較的軽めの選考で参加のハードルを下げる工夫が見受けられます。

 

 

▼インターンと本選考の連動の可視化が進む。選考直結型/選考優遇の明記の増加

◇事例◇

(本選考直結型インターン)

〔三菱UFJ信託銀行〕

「5daysファンドマネジメント プレミアムインターンシップ(ファンドマネジメント業務コース/ アナリスト業務コース)」は、昨年度導入された「ファンドマネージャー/アナリスト5daysインターンシップ」の後継施策だが、今年度からインターン名に「選考直結型」を明記。12月に対面・5daysでの実施予定で、ES・履修履歴提出・適性検査→Web面接が課されている。

 

(本選考での優遇)

〔みずほ銀行〕

「The Real Banker」(11~12月/3days)の選考過程のWeb面接が『Career Lounge』の早期選考を兼ねると明記。

 

〔日本生命〕

「5DAYS NISSAY Internship」(職種別。8~11月/ITコースのみ6days)の全コースにおいて、今年から「本選考での優遇」を明記。

 

◇解説◇

インターンを本選考に接続する動きが加速しています。三省合意のもと、専門性の高い職種・コースの5days以上のインターンを中心に、選考直結の動きが徐々に広がりつつある印象です。

4days以下のインターンでも、学生に「なんらかの選考優遇がありそう」と思わせる表記が公開サイトやマイページで見受けられるケースが、金融業界でも増えているようです。

 

 

▼複数インターン連結も健在

◇事例◇

〔日本政策投資銀行〕

「DBJ 1DAY AUTUMN WORKSHOP」(10~11月)の参加者限定で「DBJ 3DAYS AUTUMN WORKSHOP」にエントリーが可能。3daysワークショップは12月に対面開催予定。

 

〔農林中央金庫〕

「秋冬インターンシップ」(3days)では、11月開催の1・2日目の事業概要説明参加が、3日目の「部門別インターン」参加の条件に。部門別インターンは12~1月中に開催され、4分野からの選択制。

 

〔三井住友海上〕

「MS ワークショップ 5days」(7~9月)→「MS ワークショップ Premium」(11月/5days)が連結。ファーストインターンである「MS ワークショップ 5days」では体験ワーク、セカンドインターンの「MS ワークショップ Premium」では就業体験の構成。

なお、「MS ワークショップ 5days」の前に、接点入り口となる「MS ワークショップ 1day」(任意参加)も設定されている。

 

◇解説◇

昨年度に引き続き、一部企業では複数のインターンを連結させ、参加者限定インターンの参加条件とする、あるいは別途選考を設けて参加者を絞っていくといったケースも見られます。インターンの早期化もあり、こういった複数インターンの戦略的な連携は今後も増えていくと予想されます。

 

 

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