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採用直結事例など、26卒・秋冬インターン動向!


今号では、以下の「日系主要企業の秋冬インターンの動向」を、事例とともに解説します。

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【1】デジタル系コースの新設

【2】5daysインターンの追加

【3】実施日程がやや早期化

【4】本選考への連動型

 A)採用直結型(インターンが本選考フローの一部と明記)

 B)本選考での優遇を明記

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※調査した全インターンの一覧は、来週以降あらためてご提供予定です

※現時点での最新情報に基づきます(今後、日程の変更・ターム追加などの可能性がある旨、ご了承ください)

 

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【1】デジタル系コースの新設

 

◇事例◇

・三菱UFJ銀行

「データサイエンスワークショップ」(11~12月、2days)

 

・三菱UFJ信託銀行

「5daysシステム・デジタル インターンシップ」(9~10月)

 

・日本生命

「【秋イベント】1Day IT・デジタルコース」(11月)

 

・三井住友海上

「スペシャリストインターンシップ IT・システム 体感コース」「スペシャリストインターンシップ データサイエンス 体感コース」(いずれも10~11月、5days)

 

 

◇解説◇

いずれのコースも「文理不問・ITスキル要件なし」で、デジタル職に興味ある層を広く受け入れる形です。

 

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【2】5daysインターンの追加

 

◇事例◇

・三井住友信託銀行

「5Daysインターンシップ」(8~11月)

 

・三井住友海上

「スペシャリストインターンシップ」(10~11月、5days)

 

◇解説◇

いずれも既存インターンをベースに日数を追加した形と思われます。

 

三井住友信託銀行の5daysは、昨年の「3daysプログラム(夏期・冬期)」に2日間追加。4・5日目の詳細は参加者にのみ案内とされています。

 

三井住友海上の5daysも、昨年の「SPECIALIST WORKSHOP」(2days)をベースに3日間追加の上、職場受け入れ型に変更しています。ただし、選考課題は変更されていません。

 

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【3】実施日程がやや早期化 ※大きな早期化は少ない

 

◇事例◇

・みずほ銀行

「Experience Global Corporate Finance」(昨年1月→今年12月、3days)

 

・みずほ信託銀

「The Trust Banker」(昨年12月→今年11月、2days)

 

・三菱地所

「Winter Internship」(昨年2/7~→今年1/28~、3days)

 

・三菱地所

「REGIONAL WORKSHOP 地方のまちづくりを知る HALF DAY」(昨年1月→今年10月・1月)

 

◇解説◇

みずほ銀行・みずほ信託銀行の上記インターンは、いずれも志望軸が明確な学生が応募する傾向ということもあり、年内選考などに接続していくのかが注目されます。

 

三菱地所の3daysは、夏季回が昨年比3週間ほど前倒しの8月初旬の開催、そして冬季回は10日ほど前倒しで1月下旬の開催と、若干の早期化が見られます。

 

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【4】本選考への連動型

 

A)採用直結型(インターンが本選考フローの一部と明記)

 

◇事例◇

・三菱UFJ信託銀行

「<選考直結型> 5daysファンドマネジメント プレミアムインターンシップ ファンドマネジメント業務コース(市場分析・ポートフォリオ構築)」

「<選考直結型> 5daysファンドマネジメント プレミアムインターンシップ アナリスト業務コース(企業分析・エンゲージメント)」

 ※選考:ES、履修履歴提出、適性検査、WEB面接

 

・キリンHD

「KIRIN WORKSHOP 2026 人事コース」(11~12月、5days)

 ※選考:ES、適性検査、AI面接、WEB面接

 

・資生堂

「コース別インターンシップ(採用直結型)」(10~11月、1day・2days)

 ※選考:ES、適性検査、WEBテスト

 

・電通

「テクノロジーとアイデアの学校(採用選考直結型インターン)」(2月、詳細未定)

 ※選考:詳細未定

 

◇解説◇

三菱UFJ信託銀行の5daysは昨年導入されたインターンですが、今年から「選考直結」を明記。同じインターンを、8月下旬に理系学生向けに開催しています。

 

その他企業の各インターンは、いずれも昨年も採用直結型を明記した昨年からの継続施策です。

資生堂は本選考に参加するためにはインターン参加が必須となっています(三井物産などと同様の方式)。

 

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B)本選考での優遇を明記

 

◇事例◇

・住友商事

「Sumisho Hands-on Internship」(11月、2週間)

※選考:ES、筆記試験、自己PR動画(任意)、面接2回

※「学生が希望する組織での現場社員と就業体験」ができる新設インターン

※参加者は本選考の一部免除の上、別途選考を予定

 

・みずほ銀行

「The Real Banker」(11~12月、3days)

※選考:ES、WEBテスト/適性検査、グループディスカッション、WEB面接

※インターン選考でのWeb面接が、その後行われる『Career Lounge』(リクルーター面談)の早期選考を兼ねると明記

 

・日本生命

「5DAYS NISSAY Internship」(職種別。9~11月、5days・ITコースのみ6days)

※選考:ES、適性検査、WEBグループディスカッション

※夏3days(業務体験)+秋1day(10種コンテンツから選択)+冬1day(面接対策)の構成。内容は昨年からの継続

※参加者優遇として、「参加者限定の早期選考」「先輩訪問→人事面談の優先案内」「本選考の適性検査免除」「ES先行公開」を明示。昨年は「先輩訪問の優先案内等」のみ公開されていた

 

・JT

「地域密着型総合営業インターン※本選考優先案内」(11月、5days、全国開催)

※選考:ES、自己PR動画

※一部高評価者を選考に優先案内。優先案内は去年から継続だが、インターン名に「本選考優先案内」と明記したのは今年が初

※上記とは別に、一部参加者にはメンター社員によるキャリア支援あり

※インターン選考に不合格でも、通常の採用選考に影響なしとの配慮表現も

 

◇解説◇

インターン参加者への選考優遇を、マイページもしくは公開サイトに明記する動きが目立ちます。

学生側には選択肢が広がる、フローの透明性が高まり見通しが立つなど、メリットが大きいと思われます。

 


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