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【25卒】最新版!メーカー・サービスの採用コースとエントリー日程(3/13時点)


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【STUDENTS’_REPORT】【25卒】本選考エントリー情報(メーカー・サービス)(3月13日時点)_2024年3月13日号
【STUDENTS’_REPORT】【25卒】本選考エントリー情報(メーカー・サ
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先週に引き続き、日系主要企業の最新の25卒採用コース・エントリー日程などをまとめてお伝えします。今週はメーカー・サービス編です。 

全体傾向として、コース別採用を導入し、初期配属先を確約するコースが増えています。
職種を決めずに応募できる「オープンコース」と配属先を先決めするコースを併用する企業が多いですが、今年からオープンコースを廃止した富士通のような動きもみられます。

初期配属先の確約パターンを「職種のみ確約」「職種×事業分野も確約」などに分化するケースも見られます。
日立製作所では今年から、「オープン」「職種別」「ポジション別」の3コース設計とし、配属決定にあたっては職種と事業分野まで指定する「ポジション別コース」での応募者を優先すると案内しています。

その他、サントリー、キリン、電通、博報堂が導入した「選考直結型インターン」コースや、三菱地所と三井不動産が導入した「4月/6月選考」など、今年は採用コースの建付けを変更した企業が目立ちます。編集部では、各社の採用コースの構造やステップ、効果などを今後も注視してまいります。

※昨年度の各社データ(Excel)を以下からダウンロードいただけます

24卒
https://www.pivot-inc.co.jp/230315/


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(1) メーカー

▼鉄・非鉄など:採用コースの変更なし。エントリー締切のピークは3月上旬に
エントリー締切が、日本製鉄は2週間ほど、JFEスチール三菱マテリアルも1週間ほど早期化。全体として3月上旬に1次締切、3月下旬に2次締切という日程感に。

▼化学・素材:引き続き事務系コース1本が主流。エントリー締切は前倒し傾向
「総合職事務系で1コース」が主流だが、旭化成グループはそれとは別に、初任職種を確約する「経理」「人事」の2コースも去年に引き続き準備している。
化学全体のエントリー締切は3/10前後が中心だが、三菱ケミカルは1か月早い2月中旬に早期締切を設け、プレエントリー者にマイページで案内を行っている。

▼重工・プラント・ゼネコン:採用コースの大きな変更なし。エントリー締切は3月中下旬に
三菱重工では、「事務系」コース以外に「法務」「経理・財務」「その他コーポレート」コースを設置。清水建設は新たな価値・ビジネスの開拓を目的とした「SV(Smart Vision)採用」を継続している。
鹿島のエントリー締切は、20日ほど前倒し3月中旬に。日揮HDなども数日~10日ほど前倒しとなり、おおよそ3月中下旬がピークに。三菱重工のコース別採用のみ、去年同様2月中旬と早期に設定されている。

▼自動車・電機・精密機器:電機では職種別など初期配属を確約するコースが主流に
日立製作所は、「オープンコース」「職種別コース」に、新たに「ポジション別コース」を加えた3コース設計に。「ポジション別コース」は職種×事業分野を指定でき、優先的に配属先を決定。
富士通は今年から「OPENコース」を廃止、希望する仕事と各本部とのマッチングをはかる「JOBマッチングコース」をメインコースに据えている。ソニーパナソニックNECでも初期配属確約コースを中心に運用すると見られる。
エントリー締切はほぼ去年並みで、自動車は3月上旬、電機は3月中下旬が中心に。富士フイルムの「事務系」コースのエントリー締切は、去年より10日遅い3/19に設定されている。

▼消費財・食品:選考直結型インターン経由など職種別のコース設計が進む
サントリーは、ビジネス部門・財形部門などが「オープン選考」「インターンシップ選考」の2コース設計に。「オープン選考」に先立って行われる「インターンシップ選考」では、採用直結の職場受け入れ型インターン参加後に最終面接を受けるフローになっている。
https://www.suntory.co.jp/recruit/fresh/recruit/requirement/

キリンも「マーケティングコース」「人事コース」など一部コースは選考直結型インターン経由の建付けとなっている。味の素の採用コースもすべて職種別となっており、今年は新たに「サステナビリティ情報開示コース」が導入されている。
資生堂は新卒採用をインターン経由選考で一本化しており、「セールス」「ブランドマーケティング」「ファイナンス」など職種別の採用直結型インターンを実施している。

 


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(2) サービス
▼デベロッパー・広告:採用コース新設が相次ぐ。デベロッパーは4月選考、広告はインターン経由選考などを導入
三菱地所三井不動産はともに4月選考を新設、それぞれ6月選考との2コース設計に。
4月選考のエントリー締切は、三菱地所3/9、三井不動産は2/12、3/4。6月選考は、三菱地所3/14、三井不動産4/9。三井不動産の1次締切2/12は、去年より3週間ほど前倒し。
東急不動産森ビルは総合職×1コースのまま、エントリー締切も1次が3月半ばと変更なし。

電通は「通常選考」「選考直結型インターン」に入り口を分けた上、「通常選考」は冬選考(新設)と春選考の2コースに変更。
博報堂も「インターン経由選考(夏・冬)」「公募選考(春)」にコース変更。これとは別に、「クリエイティブ職」「データサイエンス領域職」向けに特化した「初期配属確約・インターン経由選考(夏・冬)」も設けている。「公募選考」では、書類選考後の選考ステップ(面接、グループディスカッションなど)の呼称を「キャリアディスカッション(1~3)」で統一。合否連絡をした日の夜に次回の「キャリアディスカッション」のイメージをつかむための特別説明会として「Online Meetup」(任意参加)を開催すると案内している。
https://hakusuku.jp/recruit/information/entry/

▼鉄道・運輸:コース設計は変更なし。エントリー締切は一部早期化
JR東海の総合職事務系統のエントリー締切は3/17と去年から10日ほど前倒し。JALの業務企画職も去年より5日ほど早い3/17となり、JR東日本日本郵船の各総合職事務系を含めると3月中旬に集中する傾向。
一方、商船三井の陸上総合職(事務系)は去年の2末からさらに2週間前倒して2/14に。ANAのグローバルスタッフ職は去年並みの4/10となっている。

▼インフラ:NTT東日本がコース別採用に
NTT東日本は、25卒で導入したコース別インターンにつづき、本選考もコース別採用に切り替える。採用コースは「セールス&マーケティング」「コーポレート」「サービス開発」「ネットワークエンジニア」など。エントリー締切は4/10と去年並み。
https://www.ntt-east.co.jp/recruit/new-grad/field/

▼IT・SIerほか:
NTTデータは職種別コースを継続したうえでエントリー締切を前倒し。1次締切は2/29と去年から2週間ほど早期化。2次締切も、去年は全コース一律4/17だったが今年は「SE・コンサル・営業」のみ3/27、「人事スタッフ」「財務スタッフ」は4/10と分かれ、いずれも前倒しに。
野村総研も職種別コースを継続。デジタル系職種は早めの締切だったのを変更し、今年は全コース一律3/1となっている。

 


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