●ブランドポジション(人気・併願傾向等)
*総合コンサル(会計系・IT系・業務系など)の人気は引き続き高い。
「選考段階で特定分野の知識を求められない」「業界全体で積算した募集人数も多い」た
め応募しやすく、戦略コンサル、IBD、政府系金融、商社、デベロッパーなど幅広い業界
の滑り止めになっている。
*Big4系のFAS(ファイナンシャルアドバイザリー サービス)は、近年、人気が上昇。
*デベロッパー人気は堅調で、三井不動産・三菱地所の人気は三菱商事・三井物産と拮
抗。
*学生の中でのデベロッパーのイメージは「就活偏差値が高い」「ホワイト・好待遇」
「街づくり(創造的で社会的影響が大きい)」「頭を使うソリューションビジネス」の総
和。
認識内容がフワッとしており、それゆえにイメージを覆しにくい。採用上で競合した学生
に対する差別化・口説きトークの展開が難しい。
*広告業界は魅力の切り口が多様化。過去の業界イメージ(「ブラック」「BtoBの交渉力
が重要」など)は良くも悪くも失われつつある。
*コロナ禍が一段落し、運輸の人気が復調。
海運はホワイト志向や海外志向の学生に人気、引き続き商社との併願は多い。
●スケジュール
*選考・内定時期は2~5月に広く分散。インターン経由では、2月内定も見られる。
*サービスは他の業界よりも相対的に内定出しが遅い企業が多いが、引き続きじわじわ早
期化(1週間程度の早期化)している。
*ほとんどの企業が5月中までに選考を終え、(意思確認としての)内定出しを6/1まで
引っ張る企業はほぼいない。
6/1選考開始にこだわっていた企業も、5月中の選考開始となっている。
●選考プロセス・手法
*三井不動産・三菱地所では、選考ルートの分岐が複雑化。
また、対面やオンラインでのオフィス見学など、リアリティを補完する施策が好評。
*野村総研では経営コンサルタント職の通年採用が定着。
*(特に初期の)選考ステップを見直すケースが散見された。
・電通:面接の回数が1回減少
・商船三井:面接の回数が1回減少
・電源開発(通常選考ルート):リクルーター面談に代わりGD導入・NTT東日本(イン
ターン経由):GDが面接×2に置き換わる
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