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【24卒】担当リサーチャーによる業界動向解説<サービス編>


ブランドポジション(人気・併願傾向等) 

 

総合コンサル(会計系・IT系・業務系など)の人気は引き続き高い

「選考段階で特定分野の知識を求められない」「業界全体で積算した募集人数も多い」た

め応募しやすく、戦略コンサル、IBD、政府系金融、商社、デベロッパーなど幅広い業界

の滑り止めになっている。 

 

*Big4系のFAS(ファイナンシャルアドバイザリー サービス)は、近年、人気が上昇。 

 

デベロッパー人気は堅調で、三井不動産・三菱地所の人気は三菱商事・三井物産と拮

抗。 

 

*学生の中でのデベロッパーのイメージは「就活偏差値が高い」「ホワイト・好待遇」

「街づくり(創造的で社会的影響が大きい)」「頭を使うソリューションビジネス」の総

和。

認識内容がフワッとしており、それゆえにイメージを覆しにくい。採用上で競合した学生

に対する差別化・口説きトークの展開が難しい。 

 

広告業界は魅力の切り口が多様化。過去の業界イメージ(「ブラック」「BtoBの交渉力

が重要」など)は良くも悪くも失われつつある。 

 

*コロナ禍が一段落し、運輸の人気が復調

海運はホワイト志向や海外志向の学生に人気、引き続き商社との併願は多い。 

 

 

スケジュール 

 

選考・内定時期は2~5月に広く分散。インターン経由では、2月内定も見られる。 

 

*サービスは他の業界よりも相対的に内定出しが遅い企業が多いが、引き続きじわじわ早

期化(1週間程度の早期化)している。 

 

ほとんどの企業が5月中までに選考を終え、(意思確認としての)内定出しを6/1まで

引っ張る企業はほぼいない。

6/1選考開始にこだわっていた企業も、5月中の選考開始となっている。 

 

 

選考プロセス・手法 

 

三井不動産・三菱地所では、選考ルートの分岐が複雑化

また、対面やオンラインでのオフィス見学など、リアリティを補完する施策が好評。 

 

*野村総研では経営コンサルタント職の通年採用が定着。 

 

(特に初期の)選考ステップを見直すケースが散見された

・電通:面接の回数が1回減少

・商船三井:面接の回数が1回減少

・電源開発(通常選考ルート):リクルーター面談に代わりGD導入・NTT東日本(イン

ターン経由):GDが面接×2に置き換わる 

 

 


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