【概況(商社・金融)】
▼三井物産、9月に新規プログラム導入。そのほか初期配属確約のインターンも登場
三井物産は9月に新設プログラム「SHaPE」を開催。冬前に本格的施策を導入するのは初めての試みで、実際の事業に関するケーススタディや事業現場訪問が行われています。
そのほか新設の「Category-based Business Internship (CBI)」(12月)では事業領域別採用強化の動きが、「CFO Internship (CFOIS)」(2月)および「Mitsui Legal Internship (MLI)」(2月)では財務経理や法務といった専門職強化の動きが見られます。
住友商事・豊田通商・メタルワンなども併せ、商社は全体的に昨年より早期化の印象です。
▼金融でも早期化の動き。タームの増加も
野村證券などの一部企業では昨年より施策の晩期化が見られますが、日本政策投資銀行や日本生命では一部施策が前倒しされています。
農林中央金庫は夏インターン同様、秋インターンも全体的に日程が前倒しになっています。
また、三菱UFJ銀行の「ファイナンシャル・テクノロジーInternship」(1・2月)新設、三井住友信託銀行の「マーケットインターンシップ」(12月)のターム増加など、コースやタームを拡大し学生との接点を増やす動きも見られます。
▼日本政策投資銀行は1day+3daysの複数プログラムの連携を実施
WR 9/21号でもご紹介したとおり、今年は複数プログラムを連携するケースが目立ちます。日本政策投資銀行も昨年から建付けを変更。夏と秋の各タームごとに1day+3daysの連携を実施しています。秋季では1dayの「DBJ AUTUMN WORKSHOP」を前倒し、当該インターン参加者のみに案内される「AUTUMN DBJ INTERNSHIP 3days」を新設しました。
▼オンライン+対面のハイブリッド型が増加。対面/オンラインの選択制も
メタルワン・第一生命などでは、昨年に引き続きオンライン+対面の「ハイブリッド型」プログラム構成となっています。
また、三井住友信託銀行・日本生命など、同一プログラムにオンライン回と対面回を設け、学生に選択を委ねる企業も増えています。
▼デジタル人材・イノベーション人材の需要増加
三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほフィナンシャルグループ・日本生命・野村證券など、複数の企業でデジタル人材向けのインターンが新設されました。
「IT戦略」「デジタルマーケティング」「サイバーセキュリティ」など、インターンのコース細分化も進んでおり、高い専門性をもつデジタル人材の採用・育成へのニーズがますます高まっている様子がうかがえます。
一方、「イノベーション人材」へのニーズも目を引きます。東京海上日動は「TOKIO MARINE プレミアム・インターンシップ in Winter 〜SPEC編〜・イノベーションコース」を、三井住友海上は「SPECIALIST INTERNSHIP・ビジネスイノベーション体感コース」を新設しています。
▼インターン参加者への特典明記が増加
三菱UFJ銀行・日本生命・三井住友カードなどで、インターン後のフォローアップイベントやOB訪問の優先案内など、インターン参加者への特典の明記が見られました。
【本資料に関するお問合せ】STUDENTSʼREPORT編集部support@pivot-inc.co.jp|050-3649-7671
©株式会社ピボット「STUDENTSʼREPORT」は株式会社ピボットの著作物です。会員以外の閲覧および無断転送、複製、転載はご遠慮ください。