先号※に引き続き、SR編集部が24卒学生を対象に行った就活生インタビューより、今回は「早期選考」「採用直結型インターン」などについての声をお届けします。
※「インターン選考」「フィードバック」に関する学生の本音はこちら
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〈インタビュー概要〉(再掲)
日程:9月9日(金)
対象:首都圏旧帝大クラス(文系)の24卒学生 2名
学生A 「早期から積極的に就活」タイプ(コンサル、メーカー志望)
学生B 「早期からゆっくり就活」タイプ(金融、官公庁志望)
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▼インターン評価と本選考の連動(選考直結型インターン)
・選考への直結に抵抗感なし
・インターン参加の負荷に応じた優遇を求める
学生A
「本選考との直結について悪い印象はない。むしろ直結させてほしい」
「ある企業ではインターン参加者(対面6days)に『優先的に本選考を案内』という形で優遇措置を行っていたが、インターン時の選考や当日の内容・拘束時間を考慮すると、本選考の最終選考まで直結して欲しい。そのくらい負担が大きかった。ES省略などだけでは割に合わない。ちょっと不満」
「友人の中にはインターン優遇があるものしか受けていない人がいる。(直接的な)利益がないなら、お金も時間もかけて参加する意味がないとのこと」
学生B
「自分は選考優遇の有無で夏インターンの参加先を決めていたわけではないが、Aさん同様、選考直結に悪い印象はない」
「選考に面接が含まれているインターンや、3days以上のインターンでは、選考対策や参加時の負担も大きい。本選考優遇が無い方がおかしいと思う」
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▼就職活動の早期化
・就活開始の早期化より「活動期間の長期化」を懸念
・秋冬から開始する学生にも選考直結のチャンスを
学生A
「早期化自体はあまり気にならない。早くから就活をはじめて早く終わらせたい気持ちが強い。どの企業でも本選考や内定まで期間が開くのは嬉しくない。商社などはもっと早く動いてほしいと思う」
「ただ、夏から活動した優秀層が先に内定枠を取ってしまうことには思うところがある」
学生B
「(選考直結インターンが)夏に全部集中する早期化は困る。秋冬にも分散した早期化なら嬉しい」
「自分はこの夏、就活をそこまで意識してなかった。春に重い授業を取っていたこともあり、インターンの選考対策に時間を取るのは厳しかった。秋学期は就活と学業を両立できるような履修を組む予定」
「夏の選考直結インターンからしか採用しないなら、その企業はエントリー候補として浮上しない可能性が高い。実際、夏インターン参加が必須の企業が多い外資系(戦略)コンサルは最初から選択肢になかった」
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▼参加後フォロー
・インターン参加後のフォローも、本選考との直結を期待
・座談会形式などのフォローは、当日のテーマ・本人の必要による
学生B
「業務内容をもっと深掘りできるイベントの案内があると嬉しい。夏1-2dayだったら、秋以降に2-3daysのインターン、できれば採用直結のものの実施とか」
「欲を言えば、夏インターンの参加者は追加のESやWebテストを免除してくれると参加ハードルが下がり嬉しい」
「希望するフォローはそれぐらい。座談会などについては、社員による同業他社比較など、就活を進めるうえで有益な情報を得られるものがあれば参加すると思う」
学生A
「夏インターンのフォローについては、とにかく本選考に直結するようなものが欲しい。座談会などのフォローは、特に対面型インターンの場合はなくてもいい。オンライン形式だった場合は(直接社員と会える意味で)欲しいかもしれない」
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