今週は「24卒の外資系企業の受験経験者(※)」を対象とした就活に関するアンケート調査結果をご紹介します。
※本調査は、外資系企業志望者が多数登録する就活対策YouTubeチャンネル「ロジ子の部屋」に登録する24卒就活生に対して実施
「早期に外資系企業に内定すると、学生は日系を受験することなく就活を止めてしまい、それは防ぎがたい」というイメージをお持ちの方が多いことと思います。
日系企業が外資系企業志望者に取り付く島は、どの程度あるものなのでしょうか?
日系企業への受験へと導こうとするならば、コミュニケーションの切り口とすべきポイントは?
そういった実践的なお悩みにお応えするべく、「外資の志望理由」「企業選択の軸」のほか、現時点での「日系志望度」と「外資との併願意向」、「利用している就活サービス」について聞いています。
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<調査概要>
・調査対象: YouTubeチャンネル「ロジ子の部屋」の24卒登録者のうち外資受験経験者
・回答数 :37件
・調査期間:8/15〜8/28
・調査項目:
1.外資系企業を志望する理由
2.日系企業の志望度および外資との併願予定
3.企業選択の軸
4.利用している就活サービス
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<調査結果サマリー>
・外資志望の理由は「給料・待遇」が最多で「実力主義」「成長できる」が続く
・8月時点では、約7割が日系併願も予定/検討中
・「外資内定後も日系の選考に参加する」は約3割、「わからない/未定」5割弱、「不参加」約2割。参加理由は「まだ選択肢を狭めたくない」が多い(学生の声は詳細資料を参照)
・企業選択で重視することは「自己成長の機会」が約8割と群を抜く。次点が「事業内容」5割、「会社の雰囲気が良い」4割、「若手の裁量権」「海外で働く機会」がそれぞれ3割
・今回の回答者のほぼ全員が「ONE CAREER」「外資就活」に登録。「マイナビ」「リクナビ」への登録は4割程度
・逆オファー系サービスには8割が登録するも、積極活用派は2割未満
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<パネル提供会社「ロジ子の部屋」運営 株式会社Logic&Co.杉原健太郎氏コメント>
近年、外資系の受験は一般的な就活行動になってきているので、「徹頭徹尾、外資しか目に入っていない」という学生はむしろ(外資志望者の中でも)少数派ではないでしょうか。
私たちのチャンネル登録者は外資の中でもコンサルの受験者が多いのですが、「受験する意向は強いながらもコンサルの具体的な仕事理解は浅い」という学生も少なくないと感じます。
特に春先〜6月頃までの超早期の時点では、そのような印象があります。
この点では、「業界・企業研究を始めたばかりの頃の普通の就活生」と変わりはないので、彼らの関心に合わせつつ初歩から丁寧に会社・仕事の説明をすれば、普通に(日系企業に)受験意向を示してくれる余地は十分あります。
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