<サービス業界動向の解説>
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▼採用上のブランドポジション(人気・併願傾向等)
・総合コンサル(会計系・IT系・業務系など)の人気は引き続き高い。
「選考段階で特定分野の知識を求められない」「(業界全体で積算した)募集人数も多い」ため応募しやすく、戦略コンサル、IBD、政府系金融、商社、デベロッパーなど幅広い業界の滑り止めになっている。
・近年、Big4系のFAS(ファイナンシャル アドバイザリー サービス)は人気が上昇。
・デベロッパー人気は堅調で、三井不動産・三菱地所の人気は三菱商事・三井物産と拮抗。
・学生の中でのデベロッパーのイメージは「就活偏差値が高い」「ホワイトで好待遇」「街づくり(創造的で社会的影響が大きそう)」「頭を使うソリューションビジネス」の総和。
認識内容がフワッとしており、それゆえにイメージを覆しにくく、採用上で競合した学生に対する差別化・口説きトークの展開が難しい。
・広告業界は魅力の切り口が多様化。
過去の業界イメージ(「ブラック」「BtoBの交渉力が重要」など)は良くも悪くも失われつつあり、ミスマッチが懸念される。
・海運はホワイト志向や海外志向の学生の人気が底堅い。
鉄道は業績への見通しから人気が低下。
航空はパイロット職などが「憧れ枠」として、多様な業界と併願される。
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▼採用スケジュール
・業界大手企業のうち半数程度は1〜2週間の早期化傾向。
ほとんどの企業が5月中までに選考を終え、(意思確認としての)内定出しを6/1まで引っ張る企業すらほぼいない。
・選考・内定時期は2〜5月に広く分散。インターン経由では、2月内定も見られる。
・競合する業界大手の間で、選考終盤・内定出しの時期が揃っていく傾向。
*電通・博報堂:5月下旬〜
*三井不動産・三菱地所:5月下旬〜6/1
*日本郵船・商船三井:5月中下旬〜
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▼選考プロセス・手法
・三井不動産・三菱地所では、選考ルートの分岐が複雑化する傾向。また、対面やオンラインでのオフィス見学等、リアリティを補完する施策が好評。
・野村総研では経営コンサルタント職の通年採用が定着。
・JAL・ANAでは、企画職(事務系・技術系)の採用が復活。客室乗務職についてはJALは復活、ANAは見送り。
「トレンドリーダー57社の選考」にも、商社・金融・メーカー業界も含めた4業界の動向解説を掲載しています。
選考ケースと併せ、ご活用ください。
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