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【6月の採用市場ウォッチポイント】


6月の採用戦線は早くも「山越え」、今すぐ適切なフォローの実施を

株式会社ピボット 代表取締役/ブランドコンサルタント 西山亜矢子


 

6/1より、「実質的に内定していた学生への意思確認」「商社の6月選考〜内定」が相次いでいます。

上記の活動のピークは、本日6/3頃までと見られます。

 

「内定を保留して就活を継続している学生」へのフォローは、週明けまでに様子伺いだけでもなさることをお勧めします。

 

また、内定者懇親会を企画・予定されていることと思いますが、いつ・どのような形式で行うことが適切かは、懇親会の目的により異なります。

 

目的は、大きくは2つのパターンに分かれると思います。

(1)入社意志を固めさせるための「フォロー・口説きを目的とした施策」であるのか

(2)入社意志を固めた学生が一堂に会しての「文字通りの懇親」であるのか

 

 

目的が(1)の場合は、「まだ入社を迷っている学生を多く含む」会になります。

それを踏まえて、心掛けるべきことを列挙すると次の通りです。

 

・学生が内定者のレベルを見極めにかかっていることを想定し、タイプもしくは力量の近い学生だけを集めて小規模で開催する

・招集する協力社員(現場の方)に、状況と意図・コミュニケーションのポイントをしっかり伝えておく

・内輪のノリを出し過ぎない。同僚とお客様の中間くらいの親密さでのコミュニケーションが妥当(社内ローカルの飲み会作法などを披露しない 等)

 

 

目的が(2)の場合は、「社としてどのような会にしたいのか」という思いを優先した建付けでよいかと思います。時期なども、無理に急ぐ必要はないでしょう。

 

強いて言えば、「23卒の採用活動の仕上がり」を確認する場=マーケティングリサーチの機会としても活用できるでしょう。

フォーマルな準備まではしないとしても、24卒の活動に生かせる内定者の様子・本音などに触れることができます。

 

内定者懇親会は「積み上げてきた採用活動の最後の仕上げ」です。これを有意義なものとし、23卒採用を良い形で完走なさってください。

 


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