<概況とハイライト>
▼エントリー1次締切日程は、おおむね前年並み。3月初旬〜中下旬におさめる企業が多いが、日本政策投資銀行や伊藤忠商事など一部で前倒しが見られた
▼Webテストは自宅受験が主流で、テストセンターと選択可能のケースも。自宅受験ではオンライン監視型の導入が増加
▼農林中央金庫が、総合職に「グローバルインベストメンツコース」を導入。政府系金融で初のIB専門コースが設定された
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(1)商社の傾向 →詳細は添付資料をご覧ください
▼1次締切
・三井物産はテーマ別インターンを本選考の入り口に設定し、職種別採用に近い運用。
マーケティング志向、デジタル志向、院生向け、海外大留学生向けの各インターンのエントリー締切は11月〜1月
通常の担当職(総合職)向けインターン(3・4・5月開催)の1次締切は3/4。昨年の1次締切3/24と比べ3週間程度前倒し
・他に早期化したのは伊藤忠商事、双日。伊藤忠商事は1週間程度前倒して3/7と、年々早くなる傾向
・三菱商事3/30、住友商事3/31、丸紅4/1は昨年とほぼ同じ(三菱商事は、昨年当初設定は3/25だったが、アクセス集中のため3/31に延長)
▼エントリー課題
・三菱商事、住友商事は昨年同様、エントリー時点でのES提出なし
・三菱商事は、Webテスト通過後のPR動画提出が今年はなし
・三井物産は例年通り「自分史」を提出
▼テストの形式など
・三井物産、伊藤忠商事、住友商事、双日は、Webテストを自宅/テストセンターで選択可能。伊藤忠商事や住友商事は、自宅受験にオンライン監視型を導入
・三菱商事は自宅受験。丸紅は原則テストセンター推奨
・住友商事は夏季採用で導入していた「デザイン思考テスト」を通常選考にも導入
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(2)金融の傾向 →詳細は添付資料をご覧ください
▼1次締切
・前年並みの日程感が大勢を占め、おおよそ3月初旬〜中下旬におさまった
・一方、日本政策投資銀行、三菱UFJ信託銀行などは早期化。日本政策投資銀行は1次締切3/10と、昨年より3週間前倒し。三菱UFJ信託銀行のいわゆる総合職コースも3/21と1週間前倒し。配属特定採用のデジタルやアクチュアリーコースも1週間程度前倒しとなっている
・みずほ証券は、専門職コースの選考を先に行う形に変更。IBやグローバルマーケッツの締切は昨年と同じ3月初旬の一方、オープンコースは3週間ほど後ろ倒した3/28に設定している
▼エントリー課題
・目立った変更はない模様。日本銀行は例年どおりエントリー時点ではESのみ
▼テストの形式など
・Webテストは全般に自宅受験が多いが、農林中央金庫はテストセンターを指定。また、損保ジャパンは自宅/テストセンターの選択制となっている
・農林中央金庫は、今年度のインターン選考に引き続き、エントリー時にAI選考を導入。また、書類選考・適性検査・AI面接後に、初のグループディスカッションを実施予定
・三井住友海上は、ES・Webテストによる選考通過後、テストセンターとデザイン思考テストを課す設定となっている
▼今年度からの新設コース
・農林中央金庫は、総合職に「キャリアチャレンジルート」を新設。通常コースとは別に、キャリアチャレンジルートとして「グローバルインベストメンツコース」「クオンツコース」の2コースを設置。政府系金融では実質初のIBコースとなる
・東京海上日動は、総合職SPECグローバルコースに「Global Business」コースを新設。一定の英語能力と海外経験がある学生を対象としている
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※添付資料の「職種分類」定義
・総合職(事務・グローバル):
事務系職種での入社で、配属部門の固定がない。また、昇進・昇給や勤務地・転勤などに限定条件がない
・総合職(エリア):
事務系職種での入社で、配属部門の固定がない。一方で、・昇進・昇給や勤務地・転勤などに限定があり、業務内容は限定されないが補助的な業務の比率が高いこともある
・専門職:
配属部門がほぼ恒久的に固定される。多くは高度専門職種(ただし、デジタル系を除く)
・デジタル職:
専門職のうち、IT・システム(デジタルマーケティングを含む)に関与する職種
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